切開します。
にごった水晶体を砕いて吸い出します。
眼内レンズを挿入します。
ピントが合う距離が1つ
狭い
手元か遠くのどちらかのみピントが合う
良い
ピントが合う1点はとてもよい
※ピントが合う距離が遠くの場合
ピントが合う距離が複数
広い
手元から遠くまで見える
おおむね良い
ピントが少しあまい
眼内レンズの選択肢
選択される眼内レンズによって、保険診療、自費診療、先進医療※に分類されます。
※先進医療については先進医療認定施設のみ利用可能です。
白内障手術を受けられる方は以下の適応に該当し、禁忌に該当しないことが必要です。
詳しくは、適応検査の結果にもとづいての判断となります。
適応(白内障手術を受けられる方)
多焦点眼内レンズ ご希望の場合
禁忌(白内障手術を受けられない方)
1. 予約
適応検査は予約制です。
2. 適応検査・コンサルテーション・採血など
(約2~3時間)
眼内レンズの度数を決めるための検査と血液検査を行います。
その結果をもとに手術の内容・手術前後の注意事項などについて詳しく説明させていただきます。
検査のために瞳孔を広げる目薬を点眼します。
その後、約4~5時間はお手元が見えにくくなり、眩しく感じますので、車でのご来院はお控えください。
血液検査
一般的な健康状態を調べます。異常が見つかった場合には、さらに詳しい検査を受けていただく場合があります。
3. レンズオーダー
レンズが到着するまでの期間
●単焦点眼内レンズ・先進医療多焦点レンズ:約1~2週間
●その他の多焦点レンズ:約1~2ヵ月
4. 白内障手術
手術は片眼ずつ行います。
来院してからお帰りになるまで約2.5時間です。
5. 手術後の定期検査
手術後の定期検査は、手術翌日、3日、1週、2週、1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、9ヵ月、1年です。手術後1年以降は1年毎の定期検査になります。
ただし、手術後の状態によっては、定期検査以外の診察が必要になります。
手術前
最終検査前4週間は使用しないでください。
手術3日前から目薬を使っていただくため、手術前3日間は使用しないでください。手術当日も使用しないでください。
最終検査前3日間は使用しないでください。
手術3日前から目薬を使っていただくため、手術前3日間は使用しないでください。手術当日も使用しないでください。
最終検査前3日間は使用しないでください。
手術3日前から目薬を使っていただくため、手術前3日間は使用しないでください。手術当日も使用しないでください。
手術の前は心身ともに緊張していますから、規則正しい生活と十分な睡眠をとって、体調を整えてください。
抗血小板薬を服用されている方は、そのまま継続して内服してください。
またその他のお薬についても当日の朝、昼とも普段通り内服してきてください。詳しくは医師にご相談ください。
手術の3日前から医師の指示にしたがって、点眼をしてください。
手術前後に服用する内服薬(精神安定剤、抗生物質、抗炎症剤、鎮痛剤)、または点眼薬(抗生物質、抗炎症剤、点眼麻酔薬)に対して非常にまれに過敏反応(アレルギー)を起こすことがあります。今までに薬物による過敏反応を起こした経験がある場合は、手術前に医師にお申し出ください。
手術当日
お化粧、香水、整髪料や貴金属はせずにご来院ください。手術をした方の眼には眼帯をしてお帰りいただくことがありますので、付き添いの方に来ていただくことをお勧めします。
決められたとおりにお薬を服用してください。ほこりの多いところは避け、室内で休息を取るようにしてください。
手術後
手術後は医師の指示にしたがって、必ず注意事項をお守りください。特に処方されたお薬は、決められたとおりにお使いください。
医師の指示があるまで顔は濡れタオルで拭くのみにしてください。洗髪は2~3日後から美容院で可能となりますが、医師の指示があるまでは控えてください。
予期せぬ衝撃から眼を守るために、外出時に保護用眼鏡を1週間、就寝時に保護用眼帯を1ヵ月使用してください。
手術後1週間はアイメイクを控えてください。翌日より目元以外のお化粧は可能です。
定期検査は手術後の視力や眼の状態の把握、合併症などの異常を早期に発見するためのものです。非常に大切ですので、必ず受診してください。
見え方の急な変化、痛みや充血などがあれば、決められた検査日以外でも、受診してください。
スポーツは、1週間避けるように心がけてください。眼をぶつける可能性のあるスポーツ(球技など)、水泳は1ヵ月控えてください。術後の経過によっては状況が変わりますので、その都度医師にご相談ください。
視力が改善したら運転は可能です。
痛み、異物感、しみる感じ
手術後、痛み、異物感、しみる感じが出ることがありますが、数日でほとんど消失します。痛みを和らげるお薬を処方しますので、指示どおりご使用ください。
結膜下出血
白目の部分に内出血が起こり、白目が赤くなることがありますが、約2週間で自然に消失します。
度数のずれ(矯正誤差)
手術後、近視・遠視・乱視が残ることがあります。見えにくい場合は、メガネを使用していただきます。
水晶体嚢が破れる
まれに手術中に水晶体嚢が破れてしまうことがあります。この場合、手術時間が長くなったり、再手術を行うことがあります。また、他の眼内レンズを使用したり、眼内レンズを入れない場合があります。
眼圧上昇
手術後、眼圧が上昇する場合があります。その際には、眼圧を下げるお薬を処方したり、点滴をすることがあります。定期検査で眼圧の上昇がみられた場合は、お薬の種類を変更または中止します。
嚢の混濁(後発白内障)
眼内レンズが入っている水晶体の後嚢が混濁して、視力が低下してくることがあります。この場合には、レーザーを用いて混濁部分を取り除く処置を行います。
感染
傷口が治るまでの間に、傷口から細菌が入り、感染症を起こす可能性があります。汚れた手で眼を触らないように充分に注意し、予防的に処方されている抗生物質のお薬をお使いください。
眼内レンズの位置異常
手術後に眼内レンズの位置が若干ずれることがありますが、通常は見え方に影響することはありません。大きくずれた場合には、位置を修復するための再手術を行うことがあります。
その他の合併症
その他の合併症としては、角膜内皮細胞の減少、ブドウ膜炎、眼内炎、中心性黄斑浮腫、飛蚊症、駆逐性出血、核落下、眼内レンズの変形があげられます。
多焦点眼内レンズについて
ものを見た時にぼやけて見える、暗いところで見えにくい、光がにじんで見える、まぶしいなどの症状が現れることがあります。症状がひどい場合には、単焦点眼内レンズに入れ替えることもあります。
また、見え方が安定するまで数ヵ月かかることがあります。
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